薔薇のマリア〈2〉


薔薇のマリア〈2〉壊れそうなきみを胸に抱いて (角川スニーカー文庫)

薔薇のマリア〈2〉壊れそうなきみを胸に抱いて (角川スニーカー文庫)

いよいよというか、この巻から本編的なストーリーが始まります。
前巻のように地下洞窟、ダンジョンには潜りませんが、それ以上に手に汗握る展開、巨大クラン同士の激突。一方は義を体現しようとする秩序の番人。もう一方は悪の権化、SmC。その戦いに偶然か、必然か、マリアたちも巻き込まれていきます。それで熱くないはずがない!
一巻の初めに出てきた気障な奴が、改めて話に加わってきます。相変わらず名もない雑魚敵に苦戦しちゃうマリアは何だかなあと思いつつも、だがそれが良い。頑張れマリアローズ!ただ、マリアの身に降りかかった危機にはこっちもどうなってしまうのか心配しまくりで、ページを捲る手にも力が入ってしまいました。そしてマリアの周りはやはりクランZOOの優しさに包まれています。いやあ、しかし仲間っていいですねえ。アジアンの犠牲の上に成り立たせようとする秩序も、集団の上に立つもの、リーダーだけが持つ悩みですよね。
ということで満足満足。次で最終決戦でしょうか。楽しみです。
あと今更なんですが、ライトノベルの中ではかなりのグロ系ですね。今更ですが。SIXとかSIXとか(笑)