バカとテストと召喚獣3


バカとテストと召喚獣3 (ファミ通文庫)

バカとテストと召喚獣3 (ファミ通文庫)

絶望した!自分の腹筋に絶望した!

学力強化合宿を翌日に控えたある日、明久のロッカーに1通の手紙が置かれていた。「こ、これはもしや……!」胸ときめかせながら封を切る明久だが、その中身は「あなたの秘密を握っています」という脅迫文と、明久の恥ずかしい写真の数々だった! 犯人を探し出すため、やはりここは女子風呂を覗くしかない!? さあ行け! 我らがムッツリーニ! 「あ、あれ? 僕の出番は?」(by 明久)超人気御礼! 青春エクスプロージョン系ラブコメ第3弾!

もし、小説の神様がいるのなら、多分、その人にぶん殴られるような小説も第3巻。まだ読んでいない人は気を付けたほうがいい。むしろ読まなくていいと思う。秀吉の可愛らしさに悶え死ぬから。準にゃん?何それ?食べられるの?時代は秀吉ですよ。
そして、ムッツリーニの力強さがもう最高ですね。

「…………生徒が教師に勝てないなんて、誰が決めた?」
「…………信念は、不可能を可能にする」
「…………時間がない。二人まとめてかかってこい」

こんなに熱いセリフを言っているのに笑ってしまう不思議。それがこの『バカテス』の良さなんです。とにかく皆が皆バカでもう、バカ。他に言いようがない。登場人物が全員バカってのはよく考えるとすごすぎます。もちろん、バカテスに限ってはよく考える必要もないんですが(笑)とにかく口を半開きにしながら「アヘ…アへヘ……」したい人には絶賛おすすめです。というか波乱含みの最後で、続きがすんごく気になります。次回は短編集ということですが、本編からも目が離せないですね。バカ的な意味で。というかもうバカバカ何回言ってるんでしょう。嗚呼、バカどもに乾杯。