バカとテストと召喚獣

バカとテストと召喚獣 (ファミ通文庫)

バカとテストと召喚獣 (ファミ通文庫)


あんまりギャグ小説系は読まないんだけど、たまたま手に取った一冊。
面白かった。
ストーリー的には、クラス分けで最低のFになった主人公達がAクラスに戦争を仕掛けるという内容。
主人公はバカ。相手の好意に気づかないのもお約束。でも、爽やかなバカなので嫌いじゃないタイプですな。


ギャグ小説で最も大切なのは、散りばめたギャグがいかに嫌味にならずに読者に届くか。
なーんて思ったりします。これはそれが上手い具合に体現されてる。
というか単純にギャグのセンスやノリが自分に合ってるのかも。
途中に盛られてるテストも面白い。三段構えのオチは来るなあ。
とにかくギャグ系が苦手な人も好物の人も未読なら結構おすすめ。

誉めてばっかりだとあれなので一応批評めいたことも。
最後の盛り上がりがもうちょっと欲しかった。
Dクラス、Bクラスと来て、いざ最終決戦!なんだけど、うーん、淡々と進んじゃったのは勿体無い。
オチも途中でわかったりするけど、まあストーリーや構成はセールスポイントじゃないしね。

とにかく笑えたので満足できた。もうすぐ2巻が出るみたいなので、
今度は学内対決から学外か、それとも先輩か、はたまたラブコメにシフトか。期待。



※どうでもいいけど、葉賀ユイ芳賀ゆい)って昔伊集院のラジオでいたよね。